会社の破産とそれに伴う個人破産
依頼者は60代の方で会社を経営されていました。
しかし、資金繰りが悪化し、会社存続が困難となりました。悪いことに、会社の借金を個人保証されていたことから、債権者の取り立てに困って相談に見えました。そのため、会社の破産手続、それに伴う個人の破産手続をすることにより、無事、問題は解決しました。依頼者はご自宅を失うことにはなったのですが、新しい生活に臨んでおられます。
依頼者は60代の方で会社を経営されていました。
しかし、資金繰りが悪化し、会社存続が困難となりました。悪いことに、会社の借金を個人保証されていたことから、債権者の取り立てに困って相談に見えました。そのため、会社の破産手続、それに伴う個人の破産手続をすることにより、無事、問題は解決しました。依頼者はご自宅を失うことにはなったのですが、新しい生活に臨んでおられます。
依頼者は40代の方でした。
依頼者が代表を務めるアパレル関係の会社の経営が立ちゆかなくなったとのことで数回に渡って相談に来られまして、その後破産手続を開始しました。
その会社は億単位の大きな売上がありましたが、入金より数ヶ月前に支払が発生して1ヶ月に必要な運転資金は数千万円にもなり、運転資金確保のために金融機関への借入が始まりました。
代表は販売増加につなげるためにいろいろな企業努力はされましたが実ることは難しく、会社の形態が時代のニーズに合わなくなったことや会社内部の不正発覚、人材の流出などの要因から会社継続を断念して破産申立に至りました。
負債総額は1億数千万円余りでした。
法人破産ということと会社に財産があったことなどから管財人(裁判所が選定した別の弁護士)がつき、財産の調査や処分手続などが進められまして手続の終結までには1年4ヶ月、初回の事務所相談からは約2年の月日がかかりました。
手続き中のご本人は精神的に大変お辛そうで、私たち事務所スタッフも何と声をかけたらよいか考えながらの接客でしたが、途中でご結婚をされ子どもさんも産まれて人生の再スタートをきられたお姿に言葉にならないほどの感動を覚えました。
依頼者は80代無職の方でした。
知人に多額の事業資金を貸したのですが、その事業がうまくいかず、返済が滞った(1円も返してもらっていませんでした。)ため、回収できないかと相談に見えました。そこで、貸金請求の訴訟を提起することになったのですが、相手にすぐに返済するだけの資力はなさそうでした。しかし、調べると担保のついた不動産を所有していることがわかりました。担保分を差し引いてもうその不動産の売買代金から回収できそうだとわかったので、一旦、その知人が所有している不動産に仮差押手続(他人に売買されることを防ぐ手続)をし、その上で本裁判を起こしました。裁判も勝訴しましたので、すぐに競売手続をし、めでたく全額回収と思われました。
しかし、その知人の債権者だという人が数名現れて、自分たちにも競売代金を支払うように裁判所を通じて申し出てきました。そのため、回収が一旦挫折してしまいました。しかし、名乗り出てきた人たちはその知人を守るために債権があるかのように言っていることは明白だったので、争った上で、最終的にほぼ満額回収することができました。
依頼者は60代自営業の方でした。
事業のための借金を長年続けてこられ、当事務所に来られた際には1000万円以上の負債を負っておられました。
しかし、よく聞いて見れば過去に消費者金融に対して完済させた取引があることがわかり、取引履歴を取り寄せ、1000万円以上の過払金を回収できました。そして債務の残っていた債権者に対しては、ご本人の生活状況を伝え、減額の交渉をして無事完済させることができました。事件終了までに要した期間は1年4ヶ月でした。
依頼者は50代の方でした。
総額で110万円程度の債務でしたが、体をこわされて働けず、生活保護を受給しておられました。当事務所で受任してから5ヶ月あまりで自己破産が認められました。債務額としては多くはありませんでしたが、ご自身の収入がなく返済できないのは明らかでしたので認められました。この方は熊本の業者がご自宅にまで回収に押しかけてきたとのことで、たいへん恐怖に感じておられましたが、無事、その業者とも縁を切ることができました。