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裁判員の選ばれ方を教えて下さい。 |
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毎年秋に、地方裁判所毎に翌年の裁判員候補者名簿(20歳以上の方に限ります)を作成します。これは管内の選挙管理委員会がくじで選んで作成した名簿に基づいています。
11月ごろに候補者に裁判員候補者名簿に登録されたことを示す調査票(就職禁止事由や客観的な辞退事由に該当しているかどうかをたずねるもの)が送付されます。この調査票の回答を返送することにより、明らかに裁判員になることが出来ない人や、一年を通じて辞退理由が認められる方は、裁判員に招集されることはありません。
その後、事件ごとに名簿の中からくじで候補者が選ばれ、原則で裁判の6週間前までに、法律上「呼び出し状」と言われる質問票を同封した選任手続期日のお知らせが、裁判員候補者に送付されます。
裁判員候補者のうち、辞退を希望しない方、質問票の記載からのみでは辞退が認められなかった方は、選任手続期日の当日に裁判所に出向かなければなりません。裁判長が候補者に対し、不公平な裁判をするおそれの有無やその理由などについて質問します。これは候補者のプライバシー保護のため、非公開になっています。
そして、最終的に事件ごとに6人の候補者が選ばれます。 |
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裁判員になることを辞退できますか? |
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裁判員制度は原則として辞退が出来ませんが、辞退理由が求められるのは以下のような方です。
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70歳以上の方。 |
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地方公共団体の議会の議員(ただし会期中に限ります) |
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学生、生徒 |
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5年以内に裁判員や検察審査員などの職務に従事した方、3年以内に選任予定裁判員に選ばれた人及び1年以内に裁判員候補者として裁判員選任手続きの期日に出席した人(辞退が認められた方を除きます。) |
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一定のやむを得ない理由があり、裁判員の職務を行うことや裁判所に行くことが困難な方。 |
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裁判員に選ばれる前と裁判に参加したあとの気持ちや感想 |
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裁判員に選ばれる前は「やりたくなかった」や「あまりやりたくなかった」と回答された方が全体の半数以上(51.0%)でしたが、実際に裁判員として裁判に参加された後ではほとんどの方で、「絶対受けるべき」と答えておられます。皆さんの感想としては、日本の法律や裁判について深く考えるきっかけとなった。普段の生活に対する考え方が変わり、今後の人生のプラスになった。ドラマでしか裁判というものを知らなかったので、どういうものか知って大変勉強になった。・・など、肯定的な声ばかりです。もし、裁判員に選ばれたとしたら、是非、前向きに検討されては如何でしょうか。 |
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参考・・「裁判員制度」 |